ティアつまり凶星

芦川だめずら間違いなくアイツだった。半袖の白いポロシャツを着ている。芦川にしては珍しいことだった。塾で見かけるときは、いつも黒っぽいものばっかり身につけているのだ。芦川だけじゃないよカッちゃんが、図書室の方からはこちらを発見されないように、首を縮めて傘の陰に限れながら言った。石岡たちもつ縦だまどぎわたなそのとおりだった。芦川が窓際の書架のところで足を止め、棚から1冊の本を抜き出して、広げじゃまた。すると石岡が近づいてきて、芦川が本を読めないように邪魔を始めた。石岡の後ろには、いっこしぎんちゃくもながら、彼の腰巾着の6年生が2人、ぴったりとくっついている。見ているうちに、人で芦川を取り囲むような格好になってしまった。おどろきみよう亘は驚いた。芦川と石岡健児。何とも奇妙な組み合わせだ。確かに石岡は学校の問題児だけれふつうせっしょくど、たちとは学年が違う。普通に学校生活を送っている分には、接触する機会はごく少ない。そおい、半分眠ったような感じになっていた。ちょっとカッちゃんに声をかけられるまで、見てみろよ、ホラカッちゃんは亘の肘をひっぱって、図書室の窓の方を指さした。大きなガラス窓ごしに、図書室の書架の1部が見える。

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